阿久比町は「ホタル飛びかう住みよい環境づくり」を目指し、
昭和58年からホタル保護活動を推進しています。
その成果もあり、平成元年(1989年)に
環境庁「ふるさといきものの里100選」に選定され、
今では阿久比町の輝くシンボルとなっています。
初夏の訪れを告げるように、夕暮れに淡い幻想的な光の舞を見せてくれる
ヘイケボタルは町の宝物です。
自然環境のバロメーターとして貴重な存在である阿久比町のホタル。
日本でゲンジボタルと並んで、最も親しまれているヘイケボタルが阿久比町には生息しています。
6月中旬から7月中旬の約1か月間、見ることができます。
頭
夜行性のヘイケボタルは大きな複眼を持ち、1対の触覚があります。成虫は水しか飲まないため、口はあまり発達していません。
腹
成虫の腹部の先には発光器があります。オスとメスで光るところが異なり、尻先からオスは2節、メスは1節が光ります。また、幼虫とさなぎの頃にも発光器を持っており光ります。
胸
背面部は、桃赤色で中央に縦に黒く太い帯のような線があります。羽は2対で内側の羽で飛びます。オスは地上1m~3mを飛びながら光り、メスは草につかまって光りながら、お互いに光でコミュニケーションをとります。
発光器
ルシフェラーゼという酵素の働きで発光器内のルシフェリンという発光物質が酸化して光が発生します。発光器を包む透明な表皮を通して黄緑色に発光します。
自然環境のバロメーターとして貴重な存在である阿久比町のホタル。
日本でゲンジボタルと並んで、最も親しまれているヘイケボタルが阿久比町には生息しています。水田、湿原といった止水域を繁殖地としていて、明滅時に星が瞬くような光り方をします。
6月中旬から7月中旬の約1か月間、見ることができます。
頭
夜行性のヘイケボタルは大きな複眼を持ち、1対の触覚があります。成虫は水しか飲まないため、口はあまり発達していません。
腹
成虫の腹部の先には発光器があります。オスとメスで光るところが異なり、尻先からオスは2節、メスは1節が光ります。また、幼虫とさなぎの頃にも発光器を持っており光ります。
胸
背面部は、桃赤色で中央に縦に黒く太い帯のような線があります。羽は2対で内側の羽で飛びます。オスは地上1m~3mを飛びながら光り、メスは草につかまって光りながら、お互いに光でコミュニケーションをとります。
発光器
ルシフェラーゼという酵素の働きで発光器内のルシフェリンという発光物質が酸化して光が発生します。発光器を包む透明な表皮を通して黄緑色に発光します。
卵:6月~7月
メスは50~100個の卵を、水田や川の水辺にある草の根元や水ゴケに産み付けます。卵は黄色で大きさは約0.6mm、2~3週間で孵化(ふか)します。卵もごく弱くですが淡緑色に光ります。
幼虫:7月~
孵化(ふか)した幼虫は光を避けて水の中に入ります。タニシやモノアラガイなどの巻貝を食べて成長し、4回脱皮して終齢幼虫(5齢)になります。
さなぎ:5月~
体長が15~18mmになった終齢幼虫は、5月中旬頃から陸に上がります。陸に上がると、土まゆを作りさなぎになります。ほとんどのさなぎが土中数cmのところで羽化するのを待ちます。陸に上がって約3週間で羽化して成虫となります。
成虫:6月~
6月中旬から7月中旬の長期にわたってホタルの羽化は続きます。
成虫の体長はオスが約10mmで、メスが約12mmです。夜には淡い光を放ちながら水田を飛びかいます。1週間ぐらい生きて、交尾・産卵して子孫を残します。
東部小学校におけるホタル飼育
実際にホタルの飼育を行なうことで、児童たちの生き物や環境について考える場を設けています。毎年6月に開催している「ホタル鑑賞会」には保護者や地域の方々が訪れます。.6mm、2~3週間で孵化(ふか)します。卵もごく弱くですが淡緑色に光ります。
ほたるサミット
ホタルの保護を通じて、自然環境や活力あるふるさとづくりを考える交流の場として、平成元年から毎年、参加市町の持ち回りで開催しています。
ふれあいの森 ホタル養殖場
ホタル保護活動の拠点として「ふれあいの森」内にある施設で、1年を通してホタルの生態を観察することができます。ホタル専門員が、ヘイケボタルとエサの巻貝類の飼育・調査研究を行っています。毎年6月に「ほたる観察会」を開催しています。
阿久比白沢ホタルの里
ホタルの里では、毎年6月に観賞会を実施しており、数千匹から時には数万匹にも及ぶホタルが飛び交う姿を一目見に町内外から多くの人が訪れます。
ホタル生息分布調査
毎年、町内のヘイケボタル生息数と分布地域を、小中学生をはじめ町民のみなさんなどの協力を得て調査しています。